これまで1年近くにわたってトラリピでNZドル/ドルを売買してきましたが、最近のコスパの悪さからついに運用をやめる判断をしました。ここではその理由と代わりに選んだ豪ドル/円の設定について紹介します。
1.NZドル/ドルをやめる理由
NZドル/ドルは2019年3月からハーフ&ハーフで運用を始めました。最初は売りゾーンでしたが、徐々に下落して買いゾーンで停滞してしまいました。加ドルやメキシコペソのようにスワップが貰えるなら問題ありませんが、そうではありません。NZドル/ドルの買いはマイナススワップです。つまり保有しているだけでお金がじわじわとなくなっていきます。ということで、1月23日に運用を終了しました。
運用をやめるにあたって、現在持っているポジションを決済するか、ある程度利益が出るまで待って決済するかという選択肢があります。人によって意見が分かれるところですが、このまま持っていてもマイナススワップなので全て決済しました。決済分は-5,478円でした。これまでのNZドル/ドルトータルの利益は2,430円でした。
2.豪ドル/円の魅力
さて、浮いた資金の運用先をどうするか?という問題が出てきます。現在運用している加ドルやメキシコペソに追加する、新たな通貨ペアで始めるという選択肢が考えられます。加ドルは先日追加したばかりであり、メキシコペソは10万円でスワップ投資と比較中です。分散投資という面でも新たな通貨ペアを選びたいと思います。
トラリピにはレンジ相場になっている通貨が向いています。先日の加ドル/円トラリピ追加の記事で触れた豪ドル/円とNZドル/円が候補になります。そこでこの二つの通貨を比較してみました。
どちらの通貨も2019年の値動きからレンジを決めたいと思います。豪ドル/円はおおよそ70~80円、NZドル/円はおおよそ66~76円のレンジでした。現在はどちらもレンジの中央付近にいます。続いてリーマンショック時の史上最安値をみてみましょう。豪ドル/円は54円、NZドル/円は44円です。上記のレンジに1,000通貨でトラップを仕掛け、運用資金30万円でロスカットを史上最安値以下になる本数を確認します。これはトラリピのサイトまたはアプリの運用試算表で計算できます。
その結果、豪ドル/円が13本に対し、NZ/円は10本になりました。トラップが細かい方が有利なので、豪ドル/円を選びました。
3.豪ドル/円のトラリピ設定
それでは気になる設定を公開します。運用資金は30万円です。
・豪ドル/円(買いのみ)
・仕掛けるレンジ:70~79.996円
・本数:13本
・1ポジションの通貨数:1,000通貨
・利益:1,000円
・決済トレール:なし
リーマンショック後の最安値である54円がロスカットレートです。利益は1,000円、つまり1円円安になったら決済します。利益幅が大きいので決済トレールはなしにします。
この設定で1月23日より開始しました。運用状況は月次報告などで報告します。お楽しみに。