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CFDで原油トレード

最近原油が暴落しています。安く買って高く売るのが投資の基本なので、これは大チャンスです。今回は原油をCFDというFXに似た金融商品で取引しようと思います。

 

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1.最近の原油価格

原油価格はコロナショックにより大きく下落しました。新型肺炎パンデミック原油の需要減になったからです。原油の日足チャートがこちらです。

普通ならここで価格調整のために減産するはずですが、産油国の交渉はそうはいきませんでした。

 

サウジアラビア原油価格の下落防止のために減産しよう。

ロシア:嫌だ!減産したくない。

サウジアラビア:それならこっちも増産してやる!

 

ただでさえ需要がないにも関わらず、供給が増えれば価格は暴落します。サウジアラビアは産油コストがロシアより安いため、まだ暴落に耐えられるようです。この状況でロシア以上に影響を受けるのがアメリカです。今では世界最大の産油国ですが、よりコストのかかるシェールオイルであるため、この状況を黙認する訳がありません。なので原油価格が上昇する局面が来るはずです。ということで原油を買うことにしました!

 

2.CFDとは

続いて原油をどこで買うかが問題になってきます。少額の資金で始められ、そこそこの利益率を見込めるのが理想です。そこで候補になるのがCFDという金融商品です。

CFDは差金決済取引のことです。と言ってもさっぱりわからないのでFXと比較してみます。FXは為替(外貨)が対象ですが、CFDは各国の株式、株価指数、金、原油など幅広いものが対象です。これらの価格が変動する商品にレバレッジをかけて売買するのがCFDで、FXの拡大版みたいなものです。レバレッジをかけているため大きな利益が期待できる一方、ロスカットになるリスクもあります。FXをやったことがある人にとっては投資対象が代わっただけで、とっつきやすいと思います。

FXと少し違うところは価格調整額というものです。これは大雑把に言うとFXのスワップに相当します。違うところはFXではスワップが貰えても価格は変わりませんが、CFDで価格調整額分だけ価格が変動し、実質プラスマイナス0になります。なので価格調整額が貰えたからと言ってすぐに決済しても価格差益で相殺されます。ただ買いポジションでも価格調整額がプラスになったりマイナスになったりするので、複雑なシステムです。価格調整額ではなく、価格差益を狙うのが良さそうです。

 

3.投資戦略

まずは口座開設実際に投資を始めるために証券会社を選び口座開設をします。CFDで原油をトレードできるのはGMOクリック証券です。昔トルコリラスワップサヤ取りの売り口座だったあのGMOです。FXと同時にCFDの口座開設もできますが、私はそうしなかったのでCFDの追加手続きをしました。FXの口座があったのでわずか2~3日で口座開設ができました。

必要証拠金は原油価格×10×ドル/円のレート÷20です。取引の最小単位が10ロットで、レバレッジは20倍です。例えば原油が25ドル、1ドル=110円の時にポジションを持つには、25×10×110÷20=1,375円の証拠金が必要です。

これに加えてロスカットにならないように余裕資金も必要です。原油価格が0になることはないので、これまでの最安値から10ドルをロスカットレートとしました。15ドルの下落幅を見込んで余裕資金を16,500円としました。合計18,000円あればトレードが可能です。

5万円入金して3月26日に23.5で1ポジションを買いました。さらに下落したので3月30日に20で買い増ししました。決済は40、ロスカットレートは一応10としています。こちらが実際のポジションです。

価格調整額は月1回発生します。買いではマイナスになることが多いですが、暴落後のお宝ポジションなので価格差益に対して影響は小さいと考えています。運用実績は毎月の不労所得報告にて報告します。

 

4.【悲報】ロスカット

ここ数日の原油価格の暴落により、4月21日に全ポジションがロスカットされました。ロスカットレートを10に設定していましたが、4月16日の価格調整額の分だけ自動的に上昇したため16.6で決済されました(ロスカットレートを戻し忘れていました)。価格調整額は1ポジションあたり-6,759円と想定外のマイナスでした。合計24,585円の損失でした。

しばらくは原油相場が荒れそうなので取引は見送ります。現時点で再開の予定はありません。